高度調整

高度調整

その他の軸と言うのは高度と方位の事なんですが、赤径軸と赤緯軸があればすべての場所を見ることが出来ると書きましたが、赤道儀は赤径軸を地球の自転軸、地軸と合わせる必要が有ります、地軸に合わせるためには方角は北、さらにその地域の緯度に合わせた高さ方向のこれまた2つの軸が必要です。
大体合っていれば良いのであれば良いのですが、正確に合わせようとすると微調整する機構が欲しくなりますし携帯できるタイプだと日本国内に限定しても北海道と沖縄では25度近くも差がありますのでその角度は動く必要があります。写真は高度を調整出るようにする為の部分です、この赤道儀では赤径軸を貫通するようになっていて写真には写っていませんがネジで微調整が出来るようになっています。この赤道儀は30年も前の物なので方位の微調整機構は無いのですが、最近の物はほとんど方位も微調整する機構が付いています。

高度、方位の軸は一度合わせてしまえばあまり使わないので簡易な構造になっている物もありますがしっかり固定出来ていないと困る部分です、またデザインにも大きく影響を与える部分でも有ります。